我が家の場合、そもそも志望校が1教科入試を実施していなかったため、選びようがありませんでした。ただ、算数1科や国語1科、英語入試など、得意科目を活かせる入試方式を採用する学校は年々増えている印象があります。これから受験を考えるご家庭にとっては気になる選択肢の一つだと思うので、今回は情報として整理しつつ、もし我が家が選べる立場だったらどう考えるかもお伝えしてみたいと思います。
1教科入試とは

1教科入試とは、国語・算数のどちらか1科目、あるいは英語など、1つの科目だけで合否を判定する入試方式のことです。多くの場合、通常の2科・4科入試とは別日程、特に午後入試の枠で実施されることが多いようです。得意科目に強みのある受験生が、その科目1本で勝負できる仕組みになっています。
1教科入試のメリット
一番のメリットは、やはり得意科目を存分に活かせることです。苦手科目に足を引っ張られることなく、得意な1科目に全力を注げます。対策する範囲も絞られるため、直前期の負担を減らせる可能性があります。
もうひとつ見落とされがちですが、受験当日、1教科だけで試験が終わるため、拘束時間が短く、体力的な負担が少ないという点も大きなメリットだと思います。1日に複数校を受験するスケジュールを組んでいる場合、この体力面の余裕は無視できないポイントです。
1教科入試のデメリット
一方で、得意科目の一発勝負になる分、その日の体調や問題との相性に結果が大きく左右されやすいというリスクがあります。1教科だからといって難易度が易しいわけではなく、むしろ1科目に絞られる分、難易度が上がる学校もあるようです。
もうひとつ気になるのは、入学後のことです。「他の科目は受かってから考える」という考え方もできなくはありませんが、あまりおすすめはできません。多くの学校では、中学受験である程度勉強してきていることを前提に、入学後の授業が組まれています。1教科入試に絞って入学した場合、他の科目については他の子との差が想像以上に大きくなりがちです。できないことの積み重ねは、本人の自信を失わせる原因にもなりかねません。1教科入試で受験するにしても、他教科の勉強を全くしないというのは避けた方が良いと思います。
私だったら、こう考える

もし我が家が1教科入試を選べる立場だったら、志望順位と持ち偏差値との兼ね合いを考えて1教科入試で受験をするか考えます。持ち偏差値から見て余裕のある学校であれば、本人にとって問題の難易度自体もそこまで高くないはずなので、思い切って1教科入試を選ぶかもしれません。逆に、持ち偏差値的にギリギリの学校であれば、子どもとしっかり話し合って慎重に考えると思います。
志望順位が低い場合も1教科入試で挑む可能性があると思います。日程にもよりますが、本命に向けての体力温存という観点から拘束時間を減らしたいと考えるからです。
どちらにしても、実際に過去問を解いてみて、その科目との相性を確認することは絶対に欠かせないと思っています。その上で、1教科入試で挑むのか、複数教科で挑むのか、日程を2つ使ってでも両方とも受験するのかを考えると思います。
最後に
1教科入試は、得意科目に強みがある子にとって魅力的な選択肢になり得る一方、入学後の基礎力という観点でのリスクもあります。志望校の入試方式を確認しつつ、志望順位や持ち偏差値との兼ね合いで見極めることが大切だと感じています。制度そのものに良い・悪いはなく、あくまで我が子の特性や、その時点での志望校との距離感によって、選ぶ価値があるかどうかが変わってくるものだと思います。
もし志望校が1教科入試を実施しているなら、まずは過去問を解いてみて、実際の手応えを確かめてみることから始めてみてください。
算数入試にお勧めの一冊はやっぱり「塾技」です。1教科入試とか関係なく、とにかく算数はこれ!って感じ。上の子も下の子もめちゃくちゃお世話になりました。



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