中学受験では、同じ学校を複数回受験できる制度を採用しているところがあります。我が家も、併願校の一つとしてこの制度がある学校を受験校に組み込みました。今回は、実際にやってみて感じたメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。
そもそも、複数回受験とは?

複数回受験とは、同じ学校の入試を、日程を変えて複数回受けることです。単純に複数回受けるだけの場合もあれば、学校によって複数回受験をすることで優遇措置を受けられる制度を設けている学校もあります。試験の点数に加点をしてもらえるタイプの優遇措置が一般的ですが、学校によって仕組みはさまざまなので、募集要項でしっかり確認しておくことをおすすめします。
個人的に複数回受験で加点がある学校の受験を検討している場合、入試説明会へ必ず行った方が良いと思います。優遇措置制度は学校ごとで全く違う上に、学校によっては優遇措置を受けるための細かい規定がある場合もあります。入試説明会では細かい部分の説明も必ずありますし、不明点は説明会後に質問もできるので、検討している場合は入試説明会へ行くほうが良いと思います。
コース制×複数回受験なら、コースアップのチャンスにも
コース制を導入している学校の場合、複数回受験をすることでコース変更合格できるケースもあります。
例えば、1回目の受験で下のコースに合格していたとしても、2回目の受験で上のコースの基準を満たせば、上のコースでの入学が可能になる、という仕組みです。この場合、すでに合格そのものは確定しているので、親子共に安心した状態で「もう一回挑戦してみよう」という気持ちで臨めます。子どもによっては、この「もう一段階上を目指せる」という状況が、受験本番でのモチベーションになることもあるかもしれません。
我が家は1回目合格後、2回目を欠席した
我が家が受験した学校の場合、記憶があいまいな部分もあるのですが、2回目の受験の際に持ち点を10点ほど加点して計算する仕組みだったと思います。ただ、うちの子は1回目の受験で合格できたため、2回目は出願だけして欠席するという形になりました。
この判断は、本人が「もう2回目の受験はしない」とはっきり言ったことでスムーズに決まりました。親としても、すでに合格が確定している学校に、あえてもう一度受験しに行く理由を親としても見出せませんでした。もしも、本人が「出願してるから受験する」といえば、受験しに行ったとは思います。
メリットは、精神的な安心感が大きい

複数回受験のメリットは、その学校が本命なのか、併願なのか、抑えなのか…受験校の位置づけによっても変わってくると思います。
ただ、どの受験校の位置づけでも共通して言えるのは、精神的な面での安心感が大きいということです。単純に複数回チャレンジできるという安心感以外に、加点システムを導入している学校においては「もし1回目で落ちても、2回目は加点があるからきっと大丈夫」と思えます。この安心感は子どもだけでなく、親にとっても心の支えになります。
デメリットは、受験料と日程の固定化
一方でデメリットとして感じたのは、同じ学校を受験するために受験料が回数分かかることです。我が家のように、1回目で合格して2回目を欠席したパターンでは、2回目分の受験料はそのまま無駄になってしまいました。(学校によっては返金対応してくれる学校や出願を1回目の結果を見てからできる学校もあります)
また、1つの学校に対して受験日程が複数埋まってしまうという点も、デメリットとして挙げられると思います。本命校であれば問題ないのですが、併願校・抑え校の位置づけで複数日程埋まってしまうというのは困るケースもあります。
我が家が受験した学校の場合、加点の対象になる受験日程が1つに限定されていたため、加点を得るためにその日は必ずその学校を受けなければならず、日程が固定化されてしまったのが正直痛いところでした。
学校によっては、受験回数に応じて段階的に加点されるところもあるようなので、複数回受験を検討する際は、どのような加点方式が採用されているかを重視して見ておくといいと思います。
日程の都合で、複数回受験を選ばなかったケースもあった
我が家のもう一方の子は、複数回受験ができる学校自体を受験しませんでした。理由は単純で、日程の関係です。どうしても受験したい他の学校があり、そちらを優先した結果、複数回受験の学校は選択肢から外れることになりました。複数回受験は魅力的な制度ではありますが、必ずしも全員が組み込めるものではない、というのが正直なところです。
最後に
複数回受験は、精神的な安心感やコースアップの可能性など、メリットが大きい制度だと感じています。一方で、受験料がかさむことや、日程が固定化されてしまうことなど、見落としがちなデメリットもあります。加点方式や日程をしっかり確認したうえで、我が家に合った形で組み込むかどうかを判断するのがいいのではないかと思います。<!– PRリンク挿入箇所:特になし –>


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