学校説明会に行くと、「うちは面倒見の良い学校です」という言葉をよく耳にします。ただ、この言葉だけを聞いても、実際のところどんな学校なのかは正直よくわかりません。今回は、個人的に「ここを見ておくといいのではないか」と思うポイントをまとめてみたいと思います。
「面倒見が良い」という言葉だけを鵜呑みにしない方がいい

「面倒見が良い」という言葉は、多くの学校の説明会で使われている表現です。ただ、それだけによく聞く言葉になっている分、この言葉だけでは学校ごとの違いが見えにくくなっているようにも感じます。
一般的に「面倒見が良い」というのは、学校内で勉強を完結できる(外部の塾等は必要ない)といった意味やそれに付随する探究活動などができる環境であるといった意味で使われることが多いように思います。個人的には、「面倒見が良い」という言葉そのものを鵜呑みにするのではなく、具体的に何をしているのかまで確認した方がいいと思っています。
進級要件や補習・追試の仕組みも確認しておきたい
まず確認しておきたいのは、成績についていけなかった場合のフォロー体制です。補習があるのか、追試の機会が用意されているのか。ここは面倒見の良さを測るうえで、基本になる部分だと思います。さらに踏み込んで見ておきたいのが、逆にもっとやりたいという子向けの希望者制講習のような仕組みがあるかどうかです。
ついていけない子へのフォローともっとやりたい子への対応、この両方が用意されているかどうかは、その学校がどれだけ幅広い生徒に対応しようとしているかを表す一つの指標になると思います。あわせて進級要件も確認しておくと、実際についていけなかった場合に、その学校がどこまで面倒を見てくれるスタンスなのかが見えてきます。
先生と生徒の距離感もチェック

もう一つ意識しておきたいのが、先生と生徒の距離感です。説明会や文化祭に足を運んだときに見える先生と生徒のやり取りの雰囲気は、意外と参考になるように思います。距離が近いか遠いかというよりも、空気感を見るという感じで私は見ていました。これが面倒見の良さに直結するわけではありませんが、空気感が良いと生徒が疑問に思ったことも先生に聞きやすい環境や関係があると思えたのです。
合わせて、職員室やその周辺の雰囲気も見ておくといいと思っています。生徒が気軽に先生のところへ質問しに行けるような環境があるかどうかは、実際に足を運んでみないとわからない部分だからです。教室内や職員室の掲示物なんかも見てみると、クラスのリアルな部分が見えることもあります。
情報源は「中の人」に限る
最後に、情報源についてです。個人的な経験として、塾の先生から聞く学校の内部事情は、意外と当てにならないという印象を持っています。内部をよく知っているように話してくれる先生でも、実際にはそこまで詳しくないことも多いように感じています。あとは、先生の個人的な感情の入ったニュアンスでお話されることも…
やはり一番信頼できるのは、在校生や卒業生、その保護者など、実際にその学校の「中の人」から聞く声だと思います。こちらも、話し手の感情が入ってしまいますが、外部にいる塾の先生とはもっと違う細かい内容まで聞くことができます。
最後に
「面倒見が良い」という言葉は、あくまで学校側が使うキャッチフレーズのようなものです。その言葉だけを信じるのではなく、進級要件や補習の仕組みといった具体的な制度、先生と生徒の距離感、そして中の人の声。こうした複数の視点から総合的に判断するのが、実態を見極める一番の近道なのではないかと思っています。


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