中学受験にかかるお金は、祖父母からの援助があるかどうかで、負担感がかなり変わってくるものだと思います。今回は、我が家の場合を振り返りながら、援助というものについて感じたことをまとめてみたいと思います。
我が家に、援助はなかった

結論から言うと、我が家は祖父母からの援助はありませんでした。うちの祖父母は、いわゆる「小金持ち」くらいの感覚で、大きな援助ができるほどの余裕があったわけではありません。そのため、援助をお願いすることすら頭になく、自分達の収入や貯蓄を見て中学受験をさせることを決めました。
ただ、進学後に子どもから「友達の話だけど、その子の祖父母がすごいお金持ちらしい」というような話を聞くこともあり、祖父母からまとまった援助を受けられる家庭というのも、決して珍しい話ではないのだと感じています。
援助はなかったけれど、相続という形でお金が入った
我が家の場合、祖父母からの直接的な援助はありませんでしたが、受験期間中に私の親が亡くなり、相続が発生するという出来事がありました。学費の援助という形ではありませんが、結果的にまとまったお金が入ってくるという状況になりました。もともと、援助がない前提で学費のことは考えていたので、これはあくまで想定外の出来事という位置づけです。
「なんとかなる」のと「心にゆとりがある」のは別
ただ、近年の物価高や上の子の通信制高校への進学など、お金の面で中学受験の伴走をしていた頃に想定していたものとは違った部分もたくさんあります。別記事でも触れましたが、修学旅行費が1.5倍になったという予定外の出費もありました。
援助がなくても、学費そのものは何とかなっていました。それでも、相続したお金が手元にあるかどうかで、心の余裕は明らかに違ったように思います。金額の大小というより、「もしもの時にはこれがある」という安心感が、日々の気持ちに影響していたのだと思います。祖父母を頼れる環境にある家庭であれば、きっと同じような形で、気持ちにゆとりを持てるのではないかと想像しています。
祖父母が存命だったら、気を遣う場面もあっただろう

我が家の場合、すでに祖父母は他界しているため、援助をめぐって気を遣うような場面は実際にはありませんでした。それでも、もし祖父母が存命であれば、援助を受けるかどうか、どちらの祖父母にどう相談するかなど、気を遣う場面は少なからずあっただろうと想像しています。夫婦それぞれの両親の気持ちをおもんぱかりながら進めるというのは、実際には結構大変なことなのではないかと思います。これはあくまで想像の域ですが、同じように悩んでいるご家庭は多いのではないでしょうか。
教育資金一括贈与の非課税制度は、2026年3月で終了
祖父母から孫へ教育資金をまとめて贈与する際、一定額まで贈与税がかからなくなる「教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置」という制度がありました。この制度は、2026年3月末をもって適用が終了しています。今後、新たにこの制度を使って一括贈与を受けることはできなくなりましたが、都度贈与や暦年贈与といった形での援助自体は、引き続き可能です。もし祖父母からの援助を考えているご家庭があれば、こうした制度の状況もあわせて確認しておくといいかもしれません。
最後に
祖父母からの援助があるかないかで、受験期の家計や気持ちの余裕は大きく変わってくると思います。我が家は援助こそなかったものの、思いがけない形でお金が入ってきたことで、結果的に心の余裕を持てた部分がありました。援助のあるなしは、家庭それぞれの事情によるところが大きいので、正解はありません。それぞれの家庭でできる形を見つけながら、無理のない受験期を過ごしていけたらいいのではないかと思います。




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