「そもそも中学受験って?」と聞かれたときに伝えている、良い面と大変な面

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我が家は中学受験が盛んな地域に住んでいるわけではないので、正直なところ「うちも受験させようかな」と相談される機会自体、そう多くはありません。それでも、数は少ないながら印象に残っている相談があります。そうした相談の多くは、「そもそも中学受験ってどんなものなの?」という、入口の疑問から始まることが多かったように思います。今回は、そんな時に自分が伝えるようにしていることをまとめてみたいと思います。

最初に聞かれるのは、たいてい「そもそも」の話

これはあくまで自分の経験の範囲での話ですが、「実際どんな感じなの?」という素朴な疑問から相談が始まることが多いように感じています。塾にはどれくらいの頻度で通うのか、費用感はどれくらいか、スケジュール的にはどんな生活になるのか。中学受験そのものの仕組みを知らないまま検討し始める人が多いという印象です。

中学受験が盛んな地域であれば、そういった情報は自然に入ってくるものなのかもしれませんが、我が家の場合、公立小学校から公立中学校へ上がる流れが強く、中学受験をするのは学年で片手程の人数しかいませんでした。そんな中では、受験の情報自体全く入ってこないのです。

伝えている「良かったこと」

中学受験をした経験上、私がまず良かったこととして伝えているのはが、中学受験を通して得た基礎学力や勉強への向き合い方は、たとえ途中でやめたとしても無駄にはならないということです。身についた力はその後の学校生活や人生のどこかで生きてきます。

また、模試の判定に一喜一憂しながらも、子ども自身が立て直していく過程や成長の姿を間近で見られたことも、伝えたい「良かったこと」のひとつです。子どもの精神的な成長を、これほど濃い密度で見届けられる期間は、他にはなかなかないのではないかと感じています。

他には、中学受験の伴走期間があったからこそ、今も子どもと良好な関係を築けていると感じます。やはり、一緒に伴走した期間、一緒に喜び・悩んだ時間は親子にとってかけがえのない時間でした。その延長もあり、中学に入ってからもお互いに共通の趣味などで一緒に過ごす時間もあって、良い親子関係でいます。

伝えている「大変だったこと」

一方で、大変だったことも正直に伝えるようにしています。月謝だけでなく、季節講習や教材費など、想像以上にお金がかかるというのは現実的な話です。もちろん、受験だけで終わりではなく、私立中学校への入学金や授業料なども公立中学に進学していればかからないお金です。

ただ、お金に関しては、高校受験に向けて塾へ通う想定をしている場合だと、中学受験で塾に通うか高校受験に向けて塾に通うかの違いでしかないようにも感じています。今では私立高校は授業料無償化になりましたし、以前ほどの金銭負担はかからないように思います。

お金の問題以外に大変なこととしては、送迎やお弁当作り、勉強の進捗管理など、親自身の生活も受験中心に回っていくことも避けられません。塾が中心となるため、子どもとの時間は減りますし、塾の日程によってはレジャーも出かけにくくなります。受験の伴走を家族の時間と割り切れれば良いですが、そうでない場合は少ししんどいと感じることもあると思います。

そして何より、子どものやる気が消えたり、荒れたりする時期にどう向き合うか、悩み続けることになるという大変さも隠さず伝えています。子どもによっては反抗期も重なります。正直、めちゃくちゃ大変でした。

最終的に判断するのは、それぞれの家庭

良い面も大変な面も伝えたうえで、「だから受験するべき」「しないほうがいい」という結論は、こちらから押し付けないようにしています。中学受験が当たり前ではない地域だからこそ、なおさらニュートラルな立場で伝えることを意識しています。最終的にどう判断するかは、それぞれの家庭の状況や考え方次第だと思うからです。

ただ、自分自身は中学受験をさせて良かったと感じているので、その感想は正直に伝えるようにしています。この感想は今後もよっぽどのことがない限り変わることはないと思っています。

最後に

相談される機会は、正直なところ多くはありません。それでも、もし聞かれることがあれば、良い面も大変な面も両方伝えたうえで、判断はそれぞれの家庭に委ねる。そんなスタンスを、これからも大事にしていきたいと思っています。私の意見や感想が今まさに中学受験をすべきか悩んでいる方のヒントに少しでもなれば嬉しいです。

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