反抗期と一言でいっても、その形は子どもによってずいぶん違うのだと、2人を伴走してみて感じています。上の子はどちらかというと感情をぶつけてくるタイプでしたが、下の子はまったく逆でした。声を荒げることも、はっきり言い返してくることもなく、気づけばスッと自室に消えている。うちの下の子の反抗期は、そんな静かな無視型でした。
きっかけは、実は今もよくわからない

下の子は普段からあまり感情を表に出して怒るタイプではありませんでした。だからこそ、機嫌が悪くなると自室にスッと消えていく様子は、ある意味わかりやすかったように思います。
ただ、そのきっかけが何だったのかは、今振り返ってもはっきりしません。何かを注意して怒られたときに無視されたり自室に行ったりすることもあれば、こちらには理由がわからないまま、ふらっと自室に消えていくこともありました。
明確にスイッチが入るタイプではなかったのだと思います。もしかすると、何かうまくいかないことがあったのかもしれないと、今でも推測するくらいしかできません。
「どうしたの?」と聞いても、無視される
最初のころは、心配になって自室の様子を伺いに行っていました。でも、声をかけても反応はなく、そのまま無視されることがほとんどでした。上の子であれば、「どうしたの?」と聞けばポツポツとでも話してくれるタイプだったので、この対応の違いには正直戸惑いました。同じように育ててきたつもりでも、こんなにも違うものかと感じた場面のひとつです。
話してくれないことへの、今も消えない心配
この傾向は、実は今もあまり変わっていません。下の子は今でも、自分から悩みを話してくれるタイプではないように思います。だからこそ、もし将来、何か大きな悩みを抱えたときに、その変化に気づいてあげられるだろうかという不安は、正直今でも心のどこかに残っています。
結果的に「放っておく」に落ち着いた

いろいろ試したなかで、我が家が最終的にたどり着いたのは「放っておく」という対応でした。無理に理由を聞き出そうとせず、時間が経つのを待つ。すると、下の子は自分のペースで気持ちを切り替えて、いつの間にかいつも通りに戻ってきます。
ただ、まったく何もしていないわけではなく、普段の何気ないタイミングで「何かあったら話すんだよ」と伝えるようにはしています。無理に聞き出さない代わりに、話したくなったときに話しやすい環境だけは作っておきたい、という気持ちからです。
受験期を越え反抗期も落ち着きつつあるのか、今は下の子も時々日々の出来事や不満なんかを話してくれるようになった気もします。親が勝手に思っているだけかもしれませんが。
最後に
今では、一時期ほど無視されたり自室に籠られたりすることもなくなりました。あのころを振り返ると、あれもまた反抗期のひとつの通過点だったのだと感じています。子どもによって反抗期の形はさまざまだと思いますが、静かに距離を取るタイプの反抗期に悩んでいる方の参考に、少しでもなればうれしいです。


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