発達障害の子の塾選び、ここを見ておけばよかった

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上の子にADHD+ASDの診断が下りたのは中学3年生のときでした。つまり、中学受験の塾を選んでいた時期には、まだ診断を受けていなかったということです。

診断がなかったからこそ、発達特性を意識した塾選びができなかったというのが正直なところです。今の知識があれば、塾を選ぶときにもう少し違う視点で見られたと思っています。今回は「今の自分なら、ここを確認しただろう」という観点でお伝えします。

発達障害の診断前に塾を選んでいた

そもそも上の子の受験期は発達障害の診断前だったため、発達特性を考慮した塾選びができていませんでした。塾を選んだ基準は、合格実績や通いやすさ、費用といった一般的なものがほとんどでした。

結果論としては、第一志望に合格できましたし、上の子は塾のことが大好きでした。その意味では、通っていた塾は上の子に合っていたと思っています。ただ、最初から特性を意識して選んでいれば、受験期の親子のしんどさが少し違っていたかもしれない、という気持ちは正直あります。

先生との相性・コミュニケーションの取りやすさ

発達特性のある子にとって、先生との相性は学習効率に大きく影響すると感じています。

わからないことを質問しやすい環境かどうか、先生が子どもの様子の変化に気づいてくれるかどうか。こういった点は、入塾前の体験授業や説明会の段階では見えにくい部分ですが、できる限り確認しておきたいポイントです。

面談のときの先生の話し方や姿勢も、ひとつの判断材料になります。子どもの話をどれだけ丁寧に聞いてくれるか、親の質問にどう答えてくれるか。数字や実績だけでなく、先生そのものを見ることが大切だと感じています。

宿題の量・管理の仕組み

発達特性のある子は、宿題の量が多すぎると「どこから手をつければいいかわからない」状態になって、完全に止まってしまうことがあります。特に完璧主義の傾向がある子は、わからない問題があると提出できなくなるケースも少なくありません。学年が上がるにつれ、勉強内容は深くなり、完璧にこなすことが難しくなっていきます。どこかでつまずくとそのまま提出できないという事態も考えられます。

塾によって宿題の裁量が担当の先生にある場合もあります。我が家が通っていた塾はまさにそのタイプで、先生によって量も内容もかなり違いました。不安がある場合、入塾前に「宿題の量や管理の方針はどうなっていますか?配慮はありますか?」と確認しておくことをおすすめします。また、提出できていない場合に先生からのフォローがあるかどうかも、特性のある子には重要なポイントだと思っています。

我が家の場合、完璧主義で提出物が出せなくなるというのは中学校に入ってからわかりました。振り返れば、小学校時代から予兆はあったとは思っていますが、塾の先生や学校の先生が指摘するほどのことではなかったのだと思います。

集団か個別か、子どもの特性で考える

集団授業か個別指導かという選択も、特性によって向き不向きがあると思います。

集団授業は、周りのペースに合わせて進む必要があるため、特性によっては「授業についていけない」「周囲の刺激が気になって集中できない」という状況が起きやすいです。一方で個別指導は子どものペースに合わせやすく、特性に応じた対応がしてもらいやすいメリットがあります。ただしコストは集団塾より高くなりやすい点は考慮が必要です。

ただ一概に「発達特性があるなら個別の方がいい」とは言えないと思っています。負けず嫌いの気質がある子の場合、集団の中でランキングや順位を意識することが原動力になるケースがあります。「あの子に勝ちたい」「上位に入りたい」という気持ちが、勉強へのモチベーションを引き出すこともあるのです。そして、我が家のように塾に気の合う友人ができれば、塾生活はグッと楽しくなります。これは集団塾ならではの特徴だと思います。どちらが合うかは、子どもの特性だけでなく気質も含めて考えるといいと思っています。

最後に

発達障害の診断がなくても、「なんとなく他の子と違うかも」「集団が苦手そう」という感覚があるなら、塾を選ぶ段階でこういった点を意識して確認してみてください。

合わない塾を無理に続けることは、子どもにとっても親にとっても負担が大きくなります。早めに気づいて環境を変える判断ができるかどうかが、長い受験期間を乗り越えるうえで大きな分かれ目になると感じています。受験の成功だけでなく、子どもが無理なく通い続けられる場所かどうかを、ぜひ大切にしてほしいと思います。

宿題管理の観点からToDoリストタイプの付箋を導入しました。スタディプランナーは何度か使おうとして挫折したので、こっちなら使いやすいかと思って。試行錯誤しながら上の子は受験期〜中学くらいまでToDoリスト付箋にお世話になりました。ちなみに、発達障害ではない下の子も使いやすくて愛用していました。今は2人とも手帳を使って管理しているので、付箋は常備しておいて必要な時に応じて使う形になっています。

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