中学受験期は、「我が子のために」という気持ちから、つい盲目的に課金してしまいがちだと感じています。追加の講座や特訓授業を目の前にすると、これで成績が上がるのではないかと期待してしまう。私自身、そんな気持ちを何度も経験してきました。今回は、あくまで我が家の2人の経験のみに基づく話として、費用と結果の関係を振り返ってみたいと思います。
正直、お金をかけても成績は上がらないと思う

結論から言うと、私の実感としては、お金をかけたからといって成績が上がるとは限らないと感じています。もちろん、受験期特有の「課金すれば少しでも安心できる」という心理は、痛いほどよくわかります。それでも、2人の子どもを振り返ってみると、費用と結果が単純に比例していたとは言えないというのが正直なところです。
下の子の場合。真面目にこなしたが、成績への効果は今も分からない
下の子は、希望者が選んで受講する追加の特訓授業を、通年で受けていました。コツコツと真面目に取り組むタイプで、上の子とは正反対。毎週ある追加授業も、大変そうにしながらもきっちりこなしていました。
ただ、それが成績にどこまで繋がったのかは、今でもはっきりとはわかりません。成績というより、演習量が増えたことや、通常授業では扱わないような視点での演習・解説を受けられたことで、合格に向けたノウハウのようなものは蓄積されていた感覚はあります。合格に近づくという意味では良かったと思うのですが、成績という意味では効果があったのかよくわかりません。
上の子の場合。成績優秀者特訓、身についた実感はなかった
上の子は、成績優秀者のみが招待される特訓に参加していました。内容としては先取り学習や、受験本番の問題・類題などを扱う高難度な授業で、正直なところ、身についたという実感はあまりありませんでした。特訓授業の頻度は2週に1度程度で、模試の結果によって参加資格が出る仕組みだったのですが、本人の気持ちが乗らず資格が出ても行かないこともありました。
当時はわからなかったのですが、今振り返ると、上の子には発達特性の影響がかなり強く出ていたのだと思います。そもそも学ぶという行為が好きなのか、苦手教科でも偏差値60前後を推移するような子でした。とはいえ、宿題はいつもギリギリ、授業中に寝ていることもあるような不真面目なタイプだったので、こうした特訓にどこまでお金をかける意味があったのか…正直今でも疑問符がついています。おそらく特訓を取らなくても成績は大きく変わらなかったことでしょう。
ちなみに、志望校の関係上、通年でとるべき追加特訓授業というのが一部あり、それだけは1年を通してとっていました。(下の子が受けた特訓授業の一部と同じものです)
費用で比べると、差は歴然だった
我が家は上の子と下の子でそれぞれ追加特訓の取り方が違ったわけですが、当然費用も全く違いました。
小6の1年間で、特訓授業だけに絞って年間費用をざっくり計算してみると、下の子はおよそ年間30〜40万円、上の子はおよそ15万円ほどです。(いずれも通常授業の費用は含みません)倍以上の費用差があったにもかかわらず、下の子が上の子の成績を上回ったことは、一度もありません。この事実だけを見ても、費用と結果が単純に結びつくものではないのだと、あらためて感じています。
「特訓をやめると成績が下がる」は否定できると思う

一度特訓を取り始めると、やめると成績が下がるのではという不安から、やめられなくなるという話をよく聞きます。ただ、我が家の経験では、この不安は否定できると感じています。
下の子については、負担軽減のために小6の春頃に一度特訓の数を減らし、夏以降にまた少し増やしました。上の子については、成績優秀者特訓自体が小6の夏で終わり、それ以降は成績に関係なく志望校別の特訓に一本化される仕組みだったため、自然とその特訓は取らなくなりました。上の子もそのどちらのケースでも、やめたことで成績が大きく落ち込んだという感覚はありません。勉強そのものをやめてしまわない限り、大きな問題にはならないのではないかと思っています。
最後に
あくまで我が家2人の経験からの実感ですが、お金をかけることと成績は、必ずしも直結しないと感じています。それよりも、本人のタイプや特性との相性の方が、結果に大きく影響していたのではないかと思います。課金すること自体を否定するつもりはありませんが、「お金をかければ安心」という気持ちだけで判断せず、我が子に合っているかどうかを見極めることの方が、大切なのかもしれません。


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