「私立中ってお金持ちの子ばかりなんでしょ?」
中学受験を考え始めた頃、私自身もそんなイメージを持っていました。実際に子どもを通わせてみるまでは。
そこで今回は私立中学校に2人の子どもを通わていた経験をもとに、周囲の家庭の経済事情について私の主観・感覚でお話しします。これから受験を考えているママの参考になれば嬉しいです。
実際はさまざまな家庭が混在していた

入学してまず感じたのは、家庭の経済状況は本当にさまざまだということでした。
明らかに裕福そうな家庭もあれば、共働きで塾代を工面しながら頑張ってきたという普通の家庭も。「私立中=富裕層ばかり」というイメージは、少なくとも私が感じた限りでは当てはまらないように思いました。
公立小学校とは違う経済帯の広がりを感じたのは確かですが、一概に「お金持ちの学校」とは言えないのではないかと感じています。上を見るととんでもなくお金持ちもいるし、下も下でいるし、という感じです。
経済的な立ち位置が変わった感覚
私の主観にはなりますが、経済的な立ち位置の感覚が変わったとは感じました。
公立小学校に通っていた頃は、家庭の経済状況としてはそこそこ余裕がある方だと思っていました。ところが私立中子どもを入学させ、周囲の話や子どもからの話を聞くと中の下か下の上あたりかなという感覚になりました。
これはショックというよりも「そういう世界なんだ」という気づきに近いものでした。あくまで私の主観的な感覚ですし、経済状況が子どもの学校生活に直接影響したわけでもありません。ただ、事前に知っておくと入学後に慌てずに済むかもしれないので、お伝えしておきます。
保護者同士ではそこまで経済格差は感じなかった
「保護者同士の関係で経済格差を感じて辛くなるのでは?」と心配しているママもいるかもしれません。
ただ私の感覚では、役員になるなどの積極的な関わりをしない限りは保護者同士がそこまで密接に交流する場面はそれほど多くないように思います。 深い会話になる機会が少ない分、相手の経済状況を意識する場面もあまりないというのが正直な印象です。
ただ一点、気が合うママとその場限りのランチに行くことになったとき、「どの価格帯のお店を提案すればいいんだろう」と迷ったことはあります。些細なことではありますが、こういった場面でふと経済的な差を意識することはあるかもしれません。
子どもの方が経済格差を感じることはある

一方で、子ども同士の会話では経済的な差を感じる場面がないとは言い切れないようです。
旅行先の話、持ち物、習い事の種類など、何気ない会話の中で「うちとは違うな」と感じることがあると子どもから聞くことがあります。
表面上はうまくやれているようですが、親の目には見えないところで子どもが気を遣ったり、少し我慢していることもあるかもしれないと思うと、申し訳ない気持ちになることもあります。それでも子どもはいじめやトラブルもなく過ごせているので、子どもの柔軟さに助けられている部分もあるのだと感じています。
中学受験を考えているママへ
経済的な差に必要以上に萎縮しなくて大丈夫だと思います。子ども同士で経済的な差を感じることがあると書きましたが、同じくらいの経済状況であろうお友達も子どもにはたくさんできました。少なくとも子ども同士の様子を見ていると、お金持ちの付き合いがあるという感覚は今のところありません。(余談ですが、通信制高校の方がバイトを頑張っている子が多くて、羽振りが良いなぁと感じるほどです。)
「うちはそこまで裕福じゃないけど大丈夫かな」と不安に思っているママもいるかもしれませんが、私の感覚では私立中はお金持ちだけが集まる場所ではなく、さまざまな家庭の子どもたちが一緒に学んでいます。
自分の立ち位置がどの位置かはさておき、ある程度の経済的な差があることを想定しておくのは悪いことではないと思います。事前に心の準備をしておくと入学後に落ち着いて過ごせるかもしれません。大切なのは、子ども自身がその環境でのびのびと過ごせるかどうかではないかと思っています。
最後に
私立中の経済環境はさまざまで、時には驚くような場面もあるかもしれません。ですが、子どもは親の想像以上に柔軟で、その環境に身を置くことで得られるものがあると感じています。
多様な家庭背景を持つ子どもたちと関わる経験は、子ども自身の視野を広げることにもつながるのではないでしょうか。経済的な不安を理由に中学受験を諦める必要はないと、私は思っています。


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