前の記事で、小6の宿題量が爆増して「終わらない」が常態化した話を書きました。今回はその続きとして、実際に我が家がとった対処法をお伝えします。
結論から言うと、大事なのは「全部こなそうとしないこと」でした。何を優先して、何を手放すか。その整理ができてから、少し楽になりました。
まず、やることと優先順位を整理した

最初に考えたことが宿題を含め、やっている勉強全体を整理して考えることでした。
やることを絞る
最初にやったのは、宿題以外でやっていたことの見直しです。それまで取り組んでいた模試対策など、小6の後半は明らかに優先度が低いと判断したもの=志望校の合格へ直接つながらないものは思い切ってやめました。
もちろん、模試の結果はクラス分けや講習参加への条件になることもわかっています。なので、やるとしても直前にほんの少し、本人のメンタルコントロールに必要な程度にとどめました。(得意なものだけ1教科過去問をやるなど)
とにかく「やらなければいけないこと」の総量を減らさないと、何をどう工夫しても追いつかない。まずそこを整理することが先決でした。
宿題の優先順位を決める
次に、宿題そのものにも優先順位をつけました。小6であれば、志望校への合格に直結する志望校別特訓の宿題を最優先と決めました。通常の宿題や追加講習の復習は、志望校別特訓が終わってから、という順番です。
全部を同じ重さで抱えようとするから苦しくなる。「これだけは必ずやる」という軸を決めると、気持ちの面でも少し楽になりました。
教科の優先順位も決める
さらに教科ごとの優先順位も整理しました。我が家の場合は、算数>社会≧理科>国語の順です。
算数を最優先にしたのは、先生から「算数は何より大事」と言われていたことと、本人が得意だったという2つが大きな理由です。得意教科で点数を確実に取れるようにするという方針でした。
社会を比較的高めに置いたのは、隙間時間にコツコツ取り組めて、気分転換にもなる教科だったからです。暗記系は移動中や食事前などの細切れ時間を活用しやすく、モチベーション維持にもつながりました。
逆に国語は何をしても安定せず、本人としても勉強をしても点数に直結しにくい上に本人も成績が良くなっている自覚を持ちにくいので優先度は1番下に。受験半年ほど前からは先生と相談し「宿題よりも授業の解説を丁寧に聞くこと」という形で対応していました。
ただ、この優先順位はあくまで我が家の場合です。受験校の配点や本人の得意不得意によって、最適な順番は変わってきます。ひとつの参考として見てもらえたら、と思います。
小6の2学期から、学校を休む選択をした
受験が近づいてくると宿題に加えて受験校の過去問をやる必要が出てきます。優先順位を整理しても、それでも時間が足りない局面が出てきました。そこで小6の2学期からは、学校を休んで時間を確保するという選択をしました。冬休み前まで週2〜3日の五月雨登校を続け、冬休み明けからはインフル対策も兼ねて受験が終わるまで休みました。もちろん、受験終了後には毎日通学する生活に戻しました。
この選択には賛否両論あると思います。「学校は休むべきではない」という考え方もあるでしょうし、その気持ちもわかります。ただ、私自身は今もこの判断を後悔していません。
当時の状況を正直に言うと、本人はあまり学校に行きたがっていませんでしたし、宿題を終わらせなければという焦りも強かった。行きたがらない学校と、絶対に受かりたい志望校。その二つを天秤にかけたとき、休む選択肢もありだと判断しました。
理解のある先生に救われました
学校の先生には事情をきちんと話しました。先生はとても協力的で、最後まで良い関係を築くことができました。五月雨登校になると不登校という扱いになるらしく報告が必要になるシステム(?)らしいのですが、「受験のためですよね?報告は出さないといけないので、その旨だけご了承ください。なんかうまいこと報告しておきます!」と配慮くださったり、登校してない日の連絡のために学校から基本的には持ち出せないタブレット端末を持ち帰れるように手続きしてくださいました。受験が終わったあとには合格を心から祝福してくれて、今でも感謝しています。
余談ですが、上の子はキッチリ2学期まで学校に行き切って、3学期はインフル対策で受験終了まで休むという形でした。上の子は宿題が終わらなくて学校を休むということはしなかったです。(果たして宿題を全てやっていたのかも今では分からず…)
それでも無理なときは、先生に交渉した

時間を確保しても、それでも宿題が終わらないことはありました。そういうときは、塾の先生に相談して宿題の量を減らしてもらう交渉をしました。「宿題が終わらない」と相談すると、先生が状況を見て、「最低限、これだけはやってこよう」「これはやらなくて良い」と判断してくださいました。
それでも完全には追いつかず、夜中にこっそり起きて宿題をやっていたことがあったと、後から本人に聞きました。親としてはそこまで追い詰めてしまっていたのか、という気持ちもありましたが、それだけ本人も必死だったということだと思っています。
完璧にこなすことへの執着は、親も子も手放す必要があります。「終わらなかった」ことを責めるより、「やれたことをどう活かすか」に気持ちを向けることが、長い受験期を乗り越えるうえで大切だと感じました。
最後に
ひとつだけ、気をつけてほしいことがあります。それは、答えの丸写しです。
宿題が終わらない焦りから、答えを写してこなした気になってしまうケースがあります。我が家では低学年のうちにそういう場面があり、その都度注意していました。宿題は「こなすこと」が目的ではなく、「身につけること」が目的です。写してしまうと、その機会が完全に失われてしまいます。
終わらなくていい。でも、やった分はちゃんと自分のものにする。そのことだけは、ぜひ大切にしてほしいと思います。


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