学校見学で「ここは違うかも」と感じた瞬間

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学校見学では、パンフレットや偏差値だけではわからない「肌感覚」のようなものが、実はとても大事だと感じています。実際に足を運んでみて、「ここは違うかも」と感じた瞬間がいくつかありました。今回は、そのあたりを振り返ってみたいと思います。

学校見学は、数字ではわからないものを確認する場

偏差値や進学実績だけを見ていても、学校の雰囲気や校風までは見えてきません。パンフレットやホームページには、良い面ばかりが並んでいるものですし、それ自体は当然のことだとも思います。だからこそ、実際に足を運んでみることが大切だと感じています。

同じ偏差値帯の学校でも、実際に見学してみると、驚くほど空気感が違うことがあります。数字の上では横並びに見えても、そこで過ごす6年間のイメージは、行ってみないとわからないものだと実感しています。

生徒の様子から見えてくる、学校の「型」

ある学校の行事を見学していた時、行事にはまったく参加せず、離れた場所で遊んでいる生徒たちがいました。最初こそ「えっ?」と驚く場面ではあったのですが、よく考えるとその学校は行事に関しては生徒裁量がとても強い学校で、生徒の自主性を大事にしている学校でした。おそらく私が見た一場面は、生徒の自主性を大切にした結果の一部だったのだと今は思います。

この出来事をきっかけに、生徒の自主性を重んじる学校か、先生と二人三脚で進めていく管理型の学校かという「学校の型」の違いに、見学のたびに気づかされるようになりました。

自主性重視の学校は、面白いけれど段取りは悪くなりがち

自主性重視の学校は、行事そのものが生徒たちの運営によって成り立っているケースが多いです。そのぶん生徒が運営やトラブル対応まで担うため、正直なところ段取りは悪くなりがちで、手際の悪さを感じる場面もあります。ただ、生徒主導だからこそ、突拍子もない企画が生まれたりして、見ていて面白いのも事実です。子どもにとっては、そうした経験そのものが良い学びになるとも思います。

管理型の学校は、満足度は高いけれど自由な発想は出にくい

一方、管理型の学校は、見学していて不満に感じる部分が少なく、しっかり作り込まれていて、満足度の高い行事が多いという印象です。こちらの方が中に入ってからどんな学校生活を送るかイメージつきやすい点も良いと思います。自主的に動くのが苦手な子には管理型が合うかもしれませんし、自主性重視の環境で経験を積ませたいと思うかどうかは、親子の気持ち次第だと思います。どちらが優れているという話ではなく、子どもによって合う・合わないがあるのだと感じています。

入試担当の先生の「他校批判」に感じた違和感

先生の発言でも「ここは違う」と思った経験があります。

ある学校の個人相談の場で、入試担当の先生から具体的な学校名を出され、「あちらの学校はこういうところがよくない、対してうちはこういうところが良い」という批判めいた比較をされたことがあります。正直、聞いていてあまり気持ちの良いものではなく、子どもを預けたいとは思えませんでした。この先生一人だけの問題かもしれません。ただ、少なくとも入試担当の先生方の間では、他校に対してそうした共通認識を持たれているのかもしれないという印象を受けました。

こうした一面は、全体向けの説明会だけを聞いていては見えてこないものだと思います。全体説明ではどうしても当たり障りのない話に終始しがちなので、個別相談の場まで足を運んでみて、初めて見えてくる部分があるのだと実感しました。

パンフレットに載らない場所こそ、自分の目で確かめる

小さな違和感はパンフレットに載っていない部分にこそ隠れていることがあります。一つの小さな違和感で受験をやめるということはないにしろ、その小さな違和感が積み重なった結果、受験の見送りになることはあり得ると思っています。

食堂の味と営業時間は必ずチェック

我が家は、見学のたびに必ず食堂をチェックしていました。ご飯を食べられるタイミングであれば、実際に食べるようにもしていました。食堂の味がいまいちだと、それだけでテンションが下がってしまうものです。

地味なポイントですが、食堂の営業時間も必ず確認していました。学校によっては、放課後は営業していない食堂もあります。部活終わりに、友達と一緒に食堂や購買でアイスやプリンを食べる。そんな青春の一コマを過ごせるかどうかは、我が家にとって意外と大事にしたいポイントでした。

トイレ、上履き、教室の広さも見逃さない

その他にも、細かいところまで見るようにしていました。トイレは、校舎見学のコースにわざわざ案内されることはないので、自分で確認する必要があります。

トイレが汚いと、それだけで毎日の学校生活の質に関わってきますし、正直気になってしまいます。指定の上履きも要チェックです。クロックスのようなサンダルタイプを指定している学校もありますが、動きやすそうな反面、もし避難が必要になった時に脱げやすくて危なくないか、という心配も頭をよぎります。そもそも土足の学校なのかどうかも、あわせて確認しておきたいポイントです。

教室の広さやロッカーのサイズ(鞄や冬の上着をどこに置くのか)なども、見始めるとキリがないほど気になる点が出てきます。単体で見れば小さいことですが、子どもにとっては絶対に譲れないというケースもあります。特に女の子では「トイレが汚い」「備品のこのデザインがどうしても無理」というようなところで受験を見送るという話を聞きます。

最後に

学校見学では、数字では測れない「肌感覚」を大事にすることが、後悔しない学校選びにつながるのではないかと感じています。パンフレットやホームページだけではわからないことが、現地には意外とたくさんあります。生徒の様子、先生の言葉の端々、食堂やトイレといった細部。どれも一つひとつは小さな情報かもしれませんが、積み重ねていくと、その学校が我が子に合いそうかどうかの手がかりになっていきます。

何度も足を運ぶのは正直大変ですが、その分だけ得られる情報も多いので、時間の許す限りは実際に見に行くことをおすすめしたいです。

学校見学のためのノートを使うと整理がしやすいかもしれません。当時こういう商品があることを知らなかったので、私はメモ用のノートを持って説明会へ行っていました。こういう商品の存在を知っていたら小4と小5の頃に一冊ずつ用意してたかも!

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