中学受験の伴走をしていると、勉強や塾の問題だけでなく、反抗期との戦いもやってきます。「うちだけかな」と思いがちですが、受験期と反抗期が重なることは決して珍しくありません。
今回は、上の子が小5の秋に爆発した日のことを正直にお伝えします。掴み合いになって、コンビニに行って、泣きじゃくった夜の話です。
小5の秋、突然「全部辞める」と暴れた

それは小5の夏期講習が終わり、学校の運動会も終わった頃のことでした。今思えば、夏期講習の疲れ、運動会の練習、塾の宿題……いろんなことが積み重なって、限界だったのだと思います。
突然、上の子が「塾を辞める、受験も辞める、もう何もしない」と言い出しました。
掴み合いに発展した
最初は話を聞こうとしたのですが、上の子はもう止まらない状態でした。言葉だけではなく体も動いて物に当たり始め、気づいたら掴み合いになっていました。「家から出てけ!荷物をまとめろ!」という言葉まで私の口から飛び出して、私も上の子も、完全に感情が爆発していました。
今振り返ると、あのとき私も冷静ではなかった。どちらが正しいとか悪いとかではなく、お互いに限界だったんだと思います。
車に乗せて、コンビニへ

爆発状態のまま家にいても埒が明かないと思い、上の子を車に乗せました。行き先も決めないまま、ただ少しだけドライブしました。
走っているうちに、少しだけ空気が変わった気がしました。家の中という「戦場」から離れることで、お互いに少しだけ息ができるようになったのかもしれません。
コーヒーとココアで話し合い
コンビニに寄って、私はコーヒー、上の子にはホットのココアを買いました。車の中で飲みながら、まず私から謝りました。「掴んで怒ってごめん」と。
そのあとに「多分、いろんなことにイライラするんだよね。理由もわからなくイライラしてしまうんじゃない?」と声をかけました。責めるでも説得するでもなく、ただそう言いました。
上の子は、泣きじゃくっていました。言葉はほとんど出てこなかったけれど、ずっと泣いていました。それだけ、いっぱいいっぱいだったんだと思います。私ももらい泣きしました。
塾の先生の力
少し落ち着いてから、2人で話しました。「どうしたいか」を決めるのは上の子自身、でも一人で抱えなくていいということを伝えました。結果、「塾を辞めたい」という言葉から、まずは塾に相談することにしました。
先生に状況を話すと、「早めに面談しましょう」とすぐに場を作ってくれました。
先生と話して、気持ちが落ち着いた
面談では、上の子が先生に気持ちを話しました。そして、先生からたくさんの同意やアドバイス。先生という第三者からの言葉の方が、上の子には届きやすかったのかもしれません。面談のあと、上の子の表情が少し軽くなっていました。
塾の先生の存在が、あのタイミングでどれだけ大きかったか。受験は親と子だけで乗り越えるものじゃないんだと、改めて感じた出来事でした。
その後も、波のように繰り返した
あの出来事のあとは、しばらく反抗期っぽい雰囲気は落ち着いていました。でも完全に終わったわけではなく、その後も波のように繰り返しました。1ヶ月ほど悪態をつく時期が続いて、また爆発して、落ち着く。そのサイクルを何度も繰り返しました。毎回ではありませんが時には塾の先生の力を借りて最初と同じように面談することもありました。
今はかなり落ち着いた
何度繰り返しても、波に付き合い続けるしかありませんでした。波を重ねるうちに上の子自身も慣れてきている様子も見えました。「もう、今イライラするから!」とよくわからないイライラした感情をとりあえず伝えてくれることも増えてきて、親としても「本人が今は反抗期だと伝えることができるくらいに余裕ができたし、成長もしたのだな」と受け取ることができています。
ちなみに今も時にはイライラしていますが、気持ちが落ち着いた後には「さっきはイライラしてごめん」と一言必ず謝ってくれます。こうやって反抗期は終わりに近づくのだと感じています。
最後に
反抗期は、子どもが自分の感情と戦っているサインだと今は思っています。特に受験期は、プレッシャーや疲れが重なって、爆発しやすい状況が続きます。親にぶつけてくるのは、それだけ信頼しているからでもあるのかな、と。
あの日経験した「場所を変える」「まず謝る」という対応は、その後の波のなかでも何度か助けてくれました。正解かどうかはわかりませんが、少なくとも上の子には合っていたと思っています。余談ですが下の子は全く別のタイプだったので上の子と同じようにはいきませんでした。
受験期の反抗期に手を焼いているママへ。完璧に対応できなくていいと思います。爆発したっていい。大事なのは、その後に向き合えるかどうかだと、私は感じています。


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