中学受験の塾費用というと、月謝や季節講習代を思い浮かべる方が多いと思います。でも実際に伴走してみると、基本費用以外にもじわじわとお金がかかっていくことがあります。
今回は上の子の話をメインにお伝えします。上の子は発達特性の影響もあり、努力型というよりは得意分野で突出するタイプでした。成績にも凸凹があり、模試のランキングに載ったり載らなかったりという感じでしたが、そんな上の子だからこそ発生した追加費用の話です。
「なんとなく」で追加講習に参加し続けた結果

基本費用以外にお金がかかり始めたのは、追加の講習や特訓への参加がきっかけでした。どちらも「必要だから」と明確に判断して参加したわけではなく、気づいたら申し込んでいた、という感じです。
模試のランキング上位者向けの特別授業
塾からある日、「上位者のみへのご案内」という形で特別授業の連絡が来ました。案内の仕方からして特別感があり、先生からも「せっかくの機会なので受けてみませんか」と受講を勧められました。
もちろん先生の言葉には営業的な意味合いだけでなく、成績アップや高難度問題への挑戦という意味もあったと思います。ただ親としても「上位者だけへの案内」という響きに特別感を感じてしまったのは正直なところです。上の子も乗り気で、結果的に参加することになりました。費用はまあまあいいお値段でした。
高偏差値向け特訓
もうひとつ参加したのが、高偏差値向けの特訓です。こちらは上の子の動機が「友達に誘われたから、友達がいるから」というものでした。「もっと上を目指したい」という強い意欲があったわけではなく、どちらかというと友達と一緒にいたいという理由が大きかったようです。
今思えば、目的が曖昧なまま参加し続けてしまったなという気持ちがあります。費用はかかっていましたが、身についた実感はそれほどなかったというのが正直なところです。
「なんとなく」の積み重ねが、費用に効いてくる
2つの追加講習を振り返ると、どちらも「特別感」や「友達がいるから」という理由で参加したものでした。目的が明確でないまま参加し続けると、費用だけがじわじわと積み重なっていきます。基本費用に追加講習が重なると、月々の出費はかなりの金額になることもあります。「なんとなく」で参加することの怖さを、このとき身をもって感じました。
受験前に「行く意味がない」と自分で決めた

ただ、この経験にも救われた部分がありました。受験が近づいてきた頃、上の子が自分から「やる気出ないし、行く意味がないから行かない」と言い出したのです。
志望校の対策として意味が薄いと自分で判断したのだと思います。最初は「せっかく通っているのに」という気持ちが親としてありましたが、考えてみれば正しい判断でした。残り少ない受験期に、効果が薄いと感じることにお金と時間をかけ続けることはないわけです。
目的が曖昧なまま続けることをやめる判断ができたこと。短い受験期の中で、上の子なりに少し成長が見えた瞬間でした。
最後に
追加講習や特別授業は、子どもの意欲や目的と合っているかどうかを確認してから参加することが大切だと感じています。「上位者だけへの案内」「先生に勧められた」という理由だけで参加し続けると、気づかないうちに費用がかさんでいきます。
もちろん、合っている子にとっては大きな学びになる場でもあります。一概に否定するわけではありません。ただ、「なんとなく」で積み重ねるのではなく、「この子に今必要か」を立ち止まって考える習慣が、長い受験期の費用管理には大事だと思っています。
削る勇気も、伴走の大事な仕事のひとつだと感じています。
当時、ちゃんと家計簿をつけていれば周囲に流されて講習を受けることはしなかったかなぁ…と、今は反省中です。そして、下の子の受験が終わったタイミングから家計簿頑張ってます。私は時々挫折してはやり直しという感じですが、それでもいいと割り切ってます。家計簿苦手な皆さん、一緒に頑張りましょう!


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