学校選びをしていると、「文化祭と説明会、どちらに行けばいいんだろう」と迷うことがあると思います。両方行ければベストですが、日程が合わなかったり、きょうだいの都合があったりで、どちらかを優先しなければならない場面も出てきます。
冒頭の問いに対して私の答えは「何を知りたいかによって変わる」です。文化祭と説明会では、見えてくるものがまったく違います。目的を持って使い分けると、得られる情報が全然違ってきます。
子どもを連れていくなら、絶対に文化祭

文化祭と説明会の大きな違いは、「誰が主役か」です。説明会は学校側が見せたいものを見せる場。文化祭は在校生が主役で、学校の素の姿が見えやすい場だと思っています。
生徒の素の姿が見える場所
文化祭では、在校生の雰囲気や表情が自然と見えてきます。楽しそうにしているか、生徒同士の関係性はどうか、先生と生徒の距離感はどうか。説明会のパンフレットや先生の言葉からは伝わりにくい部分が、文化祭ではリアルに見えてきます。
また、学校によっては受験生向けの出し物やイベントが用意されていることも多く、実際に子どもが生徒の一員として参加しているような体験できることも魅力の一つです。
偏差値帯によって雰囲気が違う
個人的な体感ですが、偏差値が高い学校ほど生徒の自主性でイベントが運営されている印象があります。一方、偏差値が低めの学校は先生の手や管理が加わっている感じがすることが多いです。
どちらが良い悪いではありません。それぞれメリットとデメリットがあります。生徒のみで運営している文化祭はアラもあって手際が悪いこともありますが、その分「生徒そのもの」を見られる感じがします。先生の手が入っている文化祭は整っていて、その中での生徒の活動や活躍がしっかり見えるという良さがあります。どちらが子どもに合っているかを見極める参考になると思っています。
子どもがピンとくるかどうかを確かめる場
何より、文化祭は子どもを連れて行ってほしい場所です。説明会は大人向けの情報が多く、子どもにとっては退屈なことも多いですが、文化祭は子ども自身が「ここに通いたいかどうか」を肌で感じられる場です。
我が家でも、文化祭で上の子が一目惚れしてそのまま志望校になったという経験があります。データや偏差値よりも先に、子どもの感覚が動く場所が文化祭だと思っています。

体育祭も行けるなら行ってみるのはおすすめです。ただ体育祭は観覧という側面が強く、文化祭のように子どもが体験できることが少ないため、子どもによっては退屈してしまうこともあるかもしれません。子どもを連れて行くなら、体験できることが多い文化祭の方が向いていると感じています。
現実的な情報を得たいなら、説明会+個別相談

親が「現実的な部分」を知りたいなら、説明会と個別相談をうまく活用することが大切です。
進学実績・設備・教育環境のリアル
説明会では、進学実績や教育方針、カリキュラムの説明を聞くことができます。表に出ている進学実績の数字だけでなく、その裏側にある指導体制や面倒見の良さについても、説明会では比較的詳しく聞けます。
また、設備を確認したいなら文化祭よりも説明会の校内見学が絶対おすすめです。文化祭は立ち入り禁止エリアが設定されていることが多く、意外としっかり見られないケースが多いです。校内をじっくり見たいなら、説明会の見学機会を逃さないようにしてください。見学の際はトイレや廊下など、見学ルートに含まれないことが多い日常使いの設備もできる範囲で確認しておくと、入学後のイメージがつかみやすくなります。
校則・生活指導の実態は生徒に聞くのがベスト
校則や生活指導の厳しさ、学校生活の実態については、先生に聞くより在校生に直接聞く方がリアルな情報が得られます。説明会の中に生徒への個別質問コーナーが設けられている学校もあり、そこでは在校生が包み隠さず話してくれることが多いです。
我が家では、交通ルートが複数ある学校で「どのルートを使うのがおすすめですか?」と在校生に聞いたことがありました。「○○線の△△駅の利用が人が少なくておすすめですよ」という、パンフレットには絶対載らないリアルな情報をもらえました。こういった生活に密着した質問こそ、在校生に聞く価値があります。
費用・個別事情は個別相談で
費用についてはパンフレットに載っている金額だけを見ていると、入学後に「こんな費用もかかるの?」と驚くことがあります。希望者向けの海外研修や留学プログラムなど、希望者のみが支払う費用も個別相談なら具体的に聞けます。
また、我が家のように発達に不安のある子をお持ちの場合は、発達障害や不登校など個別の事情への学校の対応方針も、個別相談の場で確認しておくことをおすすめします。説明会の全体の場では聞きにくいことも、個別相談なら直接聞けます。入学後のミスマッチを防ぐためにも、気になることは遠慮せず聞いておくのがいいと思っています。
最後に
文化祭と説明会、できれば両方行くのがベストです。それぞれ見えてくるものがまったく違うので、どちらか一方だけでは学校の全体像はつかみにくいと思っています。
「子どもが行きたいと思えるか」は文化祭で、「親が安心して送り出せるか」は説明会と個別相談で。そんな役割分担で考えると、どちらに何を期待して行けばいいかが整理しやすくなると思います。足を運ぶ手間はかかりますが、その分だけ学校への理解が深まります。ぜひ目的を持って使い分けてみてください。
学校の資料整理にはドキュメントファイルがあると便利です。学校ごとに整理・コンパクトに収納できることに加えて、持ち運びもしやすい!ちなみに、我が家は子どもも愛用していて、塾で教科ごとの提出用プリントの整理に使っていました。このファイルさえあれば何の授業でも提出忘れ無し!受験生親子の強い味方です。


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