以前の記事で「学校説明会は何校行けばいい?」というテーマで書いたのですが、実は書ききれなかったエピソードがまだたくさんあって。
せっかくなので、前回の記事では触れられなかった「現場のリアル」をこの記事でお届けしようと思います。これから説明会やフェアに参加するママにぜひ読んでほしい、経験者だからこそ語れる3つの話です。
初めてのフェアで何を聞けばいいかわからない問題

中学受験を始めたばかりの頃、初めてフェアに参加したときのことは今でも覚えています。会場に着いて、たくさんのブースを前にして、頭が真っ白になりました。
「何を聞けばいいんだろう…」
終わった今だからこそ言える「こうすればよかった」な話です。
行く前に「聞くことリスト」を作っておこう
同じ経験をしているママは多いはずです。だからこそ、フェアに行く前に「聞くことリスト」を作っておくことを強くおすすめします。
初めてのフェアで当たり障りなく聞いておいた方が良いことは以下のようなことです。
- 学校が特に力を入れていること・特色は何か
- 入試の傾向や、どんな子どもに来てほしいか
- 学校生活のリアル(部活・行事・放課後の過ごし方)
- 自宅からの通学時間・アクセス方法
全てパンフレットに載っていることかもしれません。ですが、直接聞くことで担当者からしか聞けない話、聞いている中での疑問をその場で解決することができます。「こんなこと聞いていいのかな」と遠慮する必要はありません。フェアは気になることを何でも直接聞ける貴重な場です。事前に少し準備するだけで、得られる情報の質がぐっと上がりますよ。
一歩踏み込んだ質問ができる方なら、費用面の話もここで聞いておくと良いです。学校によってはパンフレットに記載の費用と実際にかかる費用に差があるケースもあります。私は必ず「パンフレット記載の費用以外にかかる費用はありますか?」と確認をしていました。希望者制留学の費用などもこのタイミングでよく
まず自分の現状を伝えるとスムーズ
もうひとつ、ブースに着いたらまず自分の現状を担当者に伝えることもおすすめします。「中学受験を決めたばかりで、まずは幅広く情報収集しています」「いくつか学校を絞ってきたところで、こちらが候補のひとつです」など、一言添えるだけで担当者も話の切り口を合わせてくれます。何も言わないまま話し始めると、お互いにどのレベルの話をすればいいか探り合いになってしまいがちです。最初に自分の状況をざっくり伝えるだけで、会話がぐっとスムーズになりますよ。
5〜6月・9〜10月はイベント地獄。覚悟しておけの話
中学受験の説明会シーズンには「魔の時期」があります。それが5〜6月と9〜10月です。
5〜6月は各校の学校説明会が一斉にスタートする時期。人気校の予約はあっという間に埋まってしまうので、気づいたら「もう満席…」ということも珍しくありません。早め早めの日程チェックが必須です。学校によってはこの時期に体育祭があり、そちらの見学の予約も必要です。
そして9〜10月は輪をかけて大変です。文化祭・体育祭などの学校行事、入試説明会…とにかくイベントが重なりに重なります。子どもを連れて行くもの、親だけで行くもの、夫婦で分担するものを整理しないと、あっという間にスケジュールがカオスになります。
我が家の場合、9月の土日は毎週どこかの見学・文化祭・説明会の予定が入っているという状態でした。気づけば休みがない週末が続いていて、じわじわと体力が削られていくんですよね。我が家ではカレンダーアプリを使って、説明会・フェア・模試・塾のスケジュールをすべて一元管理していました。それでも追いつかない時期があったくらいです。
この2つのシーズンは体力勝負だと覚悟しておいてください。 無理に詰め込みすぎず、優先順位をつけて動くことが大切です。
担当者と盛り上がったら他校を下げ始めた話

最後は、フェアで実際に経験した忘れられないエピソードです。
あるブースで担当の先生と話が盛り上がりました。学校への熱意が伝わってきて、最初はとても好印象でした。ところが、話が弾むにつれて雲行きが怪しくなってきたんです。
他校の名前を出しながら「あちらはお金儲けのことしか考えていない」というような発言が続き、気づけば他校への批判と自校への誘導一色になっていました。
正直、その瞬間から一気に気持ちが冷めました。どんなに学校の内容がよくても、「この先生がいる学校には入れたくないな」という気持ちが先に立ってしまって。もしかしたら、学校自体は悪くないのかもしれません。ですが、入試担当の方々の中では少なくとも他校批判が行われているのでは?と思えてしまったのです。
ただ、これは逆に言えば大切な気づきでもありました。担当者の対応や人柄は、そのまま学校の文化を映していると思っています。誠実に、他校を下げることなく自校の魅力を語ってくれる担当者の学校は、それだけで信頼感が増しました。
説明会やフェアでは、話の内容だけでなく担当者がどんな人かも必ず観察してみてください。 思わぬところに学校選びのヒントが隠れています。
最後に
説明会やフェアは、ただ話を聞きに行く場所ではありません。学校の本質を見極め、子どもとの相性を確かめる場所です。
足を運んだ数だけ、判断軸が磨かれていきます。最初はうまく動けなくても大丈夫。回数を重ねるうちに、自分なりの「見る目」が育っていくと思います。


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