「こんなに頑張っているのに、なんで成績が上がらないんだろう」。中学受験の伴走をしていると、そう感じる時期が必ずやってきます。
我が家の2人は、模試への向き合い方がまったく異なりました。上の子はあまり勉強しなくてもそつなく点を取ってくるタイプ。発達特性由来の興味の強さや地頭の良さが出ていたのだと思います。一方、下の子はコツコツ努力を重ねるタイプで、上の子の成績を超えることはありませんでした。
今回は、頑張っているのになかなか結果が出ない、そんな子どもを持つ親御さんへ向けて、下の子の伴走経験をもとにお伝えします。
模試のたびにやっていたこと

塾によって差はありますが月に1度、もしくは2ヶ月に1度程度、公開模試やクラス分けテストがあるのでははないでしょうか。我が家も同じような感じでありました。毎回コツコツ対策をする下の子。しかし、なかなか結果に結びつかない。そんな下の子に私は模試のたびにやっていたことがあります。
「次頑張ろう」の声かけを続けた
模試の結果が返ってくるたびに、どう声をかけるか悩みました。悩み抜いた結果、我が家でやっていたのは、シンプルに「次頑張ろう」と伝えることです。ありきたりに聞こえるかもしれませんが、結果に一喜一憂しすぎないことが、長い受験期を乗り越えるうえで大切だと感じていました。
成績が上がればもちろん嬉しい。でも下がったとき、親が落胆した顔を見せると、子どもはそれ以上に落ち込みます。結果よりも「次にどうするか」に気持ちを向けることを、意識して続けました。
苦手単元を一緒に考えた
模試のたびにやっていたもうひとつのことが、苦手単元の振り返りです。「何点だったか」より「何ができなかったか」を一緒に見るようにしていました。
どの単元で点を落としたか、なぜ解けなかったのか。そこを整理して、次までにどう取り組むかを一緒に考える。毎回完璧にはできませんでしたが、この積み重ねが少しずつ効いていったと感じています。下の子の成績は多少の波はありつつも、じわじわと上がっていきました。努力はすぐに結果に表れないことが多いですが、確実に積み上がっていたのだと思います。
志望校が見えてから、詰め込みすぎた反省
志望校が明確になってから、「もっと成績を上げなければ」という気持ちが強くなりました。勉強量を増やして、少しでも合格に近づこうとしました。
でも今振り返ると、それが本人の負担になっていたと感じています。頑張り屋さんの下の子は、親が求める量をなんとかこなそうとしてしまう。そのぶん、疲れも溜まっていたのだと思います。
勉強量の調整も親の仕事
やる気があることと、それをこなせる体力・気力があることは別の話です。特に受験後半は詰め込みたくなりますが、子どもの状態を見ながら量を調整することも、親の大事な役割だったと今は感じています。
「もっとやらせなければ」という焦りは親なら誰でも持つものです。でも、無理をさせすぎることで勉強そのものが嫌になってしまうリスクもある。子どものペースを見ながら、引き算することも時には必要だと思っています。
気に入った学校が2校あったことが、心の支えになった

結果論ではありますが、下の子が気に入った学校が2校あったことは、模試の結果と向き合ううえでも大きな支えになったと感じています。
1校はとても難易度が高く受験するならチャレンジ校になりそうな学校。もう1校は難関校ではあるものの本人の成績的に少し余裕を持って目指せる学校でした。どちらも本人が「行きたい」と思っている学校だったことが大切で、どちらかを滑り止めのように位置づけていたわけではありません。
もし気に入った学校が難易度の高い学校だけだったら、模試のたびにもっと焦っていたと思います。「届かなかったらどうしよう」というプレッシャーが、親にも子にも大きくのしかかっていたはずです。
「どちらに進んでも嬉しい」という気持ちがゆとりを生む
行きたい学校が2校あることで、「どちらに進んでも嬉しい」という気持ちが生まれました。そのゆとりが、模試の結果で必要以上に動揺しない土台になっていたと感じています。学校選びの段階で、成績的に少し幅を持たせた選択肢を持っておくことは、メンタル面でもプラスに働くと思っています。
ちなみに、我が家は最終的にとても難易度が高いとされる学校は受験しないことを本人が決めました。そう決めた理由も下の子らしさが出た理由だったので、またの機会にお話できればと思っています。
最後に
努力が成績に表れるまでには、タイムラグがあります。コツコツ頑張っているのに結果が出ない時期は、親も子もしんどい。でもその積み重ねは、必ずどこかで形になります。
下の子は上の子の成績を超えることはありませんでしたが、自分のペースで着実に伸びて、志望校に合格しました。頑張り続けたことが、最後に実を結んだのだと思っています。
模試の結果が思うように出なくても、今日も机に向かっている我が子を、どうか信じてあげてください。その積み重ねは、ちゃんと意味があります。
勉強量の把握の第一歩とし我が家は勉強計画ノートを使っていました。スタディプランナーは何時間勉強したかというものも記録するタイプが多いですが、こちらはシンプルにやったことだけ・これからやることだけを書くもの。反省を書く項目もあります。低学年のうちはこちらが使いやすいと思います。


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